医療情報技師の難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!
医療情報技師試験は医療に関する知識と情報に関する知識の両方が問われるため、難易度の高い試験です。
今回はそんな医療情報技師の難易度についてまとめました。
合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、医療情報技師の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。
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医療情報技師ってどんな資格?
医療情報技師の特徴
医療情報技師は簡単に言うと医療情報システムの運用・開発・管理をする職業です。
医療スタッフが診療情報を的確に収集・処理・伝送できるようにするため、病院で導入されている医療に特化した電子カルテなどの医療情報システムを扱います。
- 病院の事情に合わせて医療情報システム構築
- いつでも不具合なく稼働させるための運用管理
- データベースに蓄積された大量の診療情報の分析処理
などを行うことが特徴です。
医療情報技師はどう役立つ?
医療情報技師はネットワークを使って膨大な医療情報を扱います。
その上で情報の安全性はもちろん、有効に活用させるための知識や技術が求められます。
そのために、医療情報技師は利用者の要望に応じて、ベンダーと細かなやりとりをしたり、その病院独自のシステムを構築することに携わることができます。
単に医療に関する知識だけでなく、コンピュータの内部のことまで幅広い知識を習得できることによって、情報処理を広い視野でとらえることができます。
医療情報技師の難易度は?
医療情報技師の試験は1年に一回実施され、マークシート方式です。
医学・医療、情報処理技術、医療情報システムの3つの分野での出題となっています。
他の医療系の資格である診療情報管理士と比べると、受験資格は特にありません。
しかし医療に関する知識だけでなく、情報処理の専門的なことまで理解しないといけないという意味では、医療情報技師の方が難易度は高いと思われます。
3つの分野すべてにおいて60%以上の正解がないと合格できないシステムになっています。
実際に、医療関係者だけでなく、電子カルテなどを取り扱うSEの方が受験されることも多いようです。
合格率はどれくらい?
初受験の場合30%の合格率のようです。
独学でも取れる?
独学だとちょっと難しい
資格取得までに必要な勉強時間の目安は?
まったくの知識ゼロの人
長い期間かけてじっくり勉強していくことが必要とされます。
医療機関で勤務していても、情報処理技術の分野に関してはかなり専門的です。
現場で実践しながら1年単位で勉強する必要があります。
すでに多少の知識はある人
医療機関に勤務していれば、医学・医療の分野はテキストを読み込む程度で大丈夫です。
医療情報システムの分野は、電子カルテを導入している医療機関に勤務していれば、問題なく回答できると思います。
ですので、情報処理技術の分野のみ徹底して半年程度かけて勉強されるのが良いでしょう。
医療情報技師の勉強法のコツは?
初心者の方は、比較的勉強しやすい医学・医療から始められると良いと思います。
テキストを読むだけでも、頭に入りやすいです。
勤務している医療機関が電子カルテを導入しているのであれば、医療情報システムの分野も比較的勉強しやすいと思います。
問題は情報処理技術の分野ですが、私の場合、ここが一番ネックで、合格ラインの60%と目標を低く設定して挑みました。
とにかくテキストを理解できるまで何度も何度も読み込み、専門用語を一つ一つ理解していくことです。
情報処理技術の勉強内容がシステムアドミニストレータやITパスポートの内容と似ているということで、これらのテキストや問題集を使う方もいらっしゃるようです。
過去問も販売されているので、それを利用するのも良いかもしれません。
この試験は、医療関係者だけでなく、電子カルテなどを取り扱う会社のSEの方が多く受験されることでも知られています。
実際試験会場に行くと、8割が男性でした。
オススメの参考書は?
- 医療情報 医学・医療編
- 医療情報 情報処理技術編
- 医療情報 医療情報システム編
基本的には、この3冊です。
その他には、医療情報技師能力検定試験過去問題・解説集医療情報サブノートがあります。
いずれも、日本医療情報技師学会医療情報技師育成部会から出版されています。
医療情報技師の基本情報
試験の受験料 | 15,000円 |
---|---|
試験日 | 1回(8月) |
試験会場 | 北海道、宮城県、東京都、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県 |
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