PMP〈Project Management Professional)はプロジェクトマネジャー試験の上位版です。

会社でプロジェクトをまとめる役割をするためには必ず必要なスキルなので個の資格を取得することはメリットが大きいです。

そんなPMPの難易度についてまとめました。

合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、PMPの資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。

PMPの特徴

PMPは米国の非営利団体PMI〈ProjectManagementInstitute)が認定する資格でプロジェクトマネジメント系資格として世界で高く評価されていて日本国内のみでなく海外でも通用する国際スタンダード資格です。

資格保有者はITエンジニアと建設エンジニアが大半を占めるといわれています。

特に最近ではプロジェクトマネジャーの需要が高く、ある調査では技術職の社員に取らせたいIT資格」として2006年版以降毎年第1位になっているようです。

PMPはどう役立つ？

PMP資格はPMIの発行するPMBOK〈ProjectManagementBodyofKnowlege、プロジェクトマネジメントの知識体系)をもとにプロジェクトマネジャとしての実務能力を担保することを目的としているため資格取得には一定の実務経験に加え広範囲にわたる知識が求められます。

資格保有による社内外での評価アップに加え受験準備のための勉強は実務のレベルアップにつながります。

実際、ITProが提供している『2017年版「いる資格、いらない資格」』では、取得して効果が得られた資格ランキングにおいて１位を獲得しています。

「昇格・昇進に役立った」と「転職に役立った」の各項目でともに第1位とのことなので非常に役に立つ資格と言えます。

PMP資格に類似している資格としては国内でのみ通用する国家資格のプロジェクトマネジャ資格があります。

プロジェクトマネジャ試験と比べPMP試験の合格率は高いですが、PMP試験は受験料の高さ〈555米ドル〉から腕試し的な受験者が少ないことが高合格率の背景にあると思われます。

また受験申込みを個人がすべてWEB上で英語で行わなければならないことから一定以上のパソコン操作能力と英語力が同時に必要とされるため総合的な難易度は非常に高いといえます。

合格率はどれくらい？

約60％（PMI東京支部調べ）

独学でも取れる？

無理

資格取得までに必要な勉強時間の目安は？

まったくの知識ゼロの人

PMP試験の受験資格を得るためには大卒の場合36か月以上の実務経験と35時間以上のPMI公認の研修受講が必要です。

すでに多少の知識はある人

受験資格を満足したうえで受験対策として50−100時間の自発的な勉強が必要と言われています。

プロジェクトマネジメントは机上の知識だけでは実務に耐えません。

この試験もあくまで経験者に対して行われるものなので全くの初心者には残念ながら入り込む隙間はありません。

いっぽう、すでに十分な実務経験があると自負している方も話を聞くと得てして自身の経験と勘のみに頼ったプロジェクト運営をしているケースがほとんどです。

PMIはプロジェクトマネジャーには高いアート〈技）とサイエンス（科学）の両方が必要であると説いておりベテランほど技に頼りがちな欠点が見受けられます。

この罠からうまく逃れるためには国際スタンダードに準じた正しい知識を理論を学習することが「プロ」としてのプロジェクトマネジャーに求められています。

PMIはプロジェクトマネジャーには高い職業倫理も求めておりプロジェクトマネジャー倫理規範にのっとった行動が求められます。

PMP資格取得を通じた学びはそれを目指すすべての人をプロフェッショナルとしてのプロジェクトマネジャーに導くことでしょう。

オススメの参考書は？

翔泳社からでているPMP教科書「ProjectManagementProfessional」を繰り返し精読、キーワードを暗記することをおススメします。

その際単なる暗記だけでなく常に知識を体系化して自分なりの理解を深めていくことが合格には必須です。

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