消費生活アドバイザーの難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!
消費生活アドバイザーは、消費者の意見を企業や行政に反映させたり、消費者の苦情相談にアドバイスするための知識を問う資格です。
そんな消費生活アドバイザーの難易度についてまとめました。
合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、消費生活アドバイザーの資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。
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消費生活アドバイザーってどんな資格?
消費生活アドバイザーの特徴
消費生活アドバイザーは、消費者と企業の「架け橋」として、企業の消費者相談部門や行政の窓口などで、消費者からの苦情や提案を企業の経営や行政の活動に反映させたり、消費者に対して適切なアドバイスをする仕事です。
内閣総理大臣および経済産業省の認定資格です。
消費生活アドバイザーはどう役立つ?
消費生活アドバイザーは出題範囲が多岐にわたっており、資格の勉強をすることによって消費者関連の法律や経済関連、また食生活や住居関連など消費生活の知識が幅広く身につくので、普段の生活の向上に役立ちます。
また資格を取得することにより、企業や行政の消費者相談部門への就職の可能性が高まります。
既に企業の消費者相談部門で働いている人にとっても、資格取得により手当てが支給されるなど、収入アップにつながる可能性もあります。
消費生活アドバイザーの難易度は?
上記にも書いたとおり、消費生活アドバイザーは出題範囲が非常に多岐にわたっています。
資格を主宰する日本産業協会によると、2018年度においては、第一次試験(択一式)は
1.消費者問題
2.消費者のための行政・法律知識
(1)行政知識
(2)法律知識
3.消費者のための経済知識
(1)経済一般と経済統計の知識
(2)企業経営一般知識
(3)金融の知識
(4)生活経済
(5)地球環境問題・エネルギー需給
4.生活基礎知識
(1)医療と健康
(2)社会保険と福祉
(3)余暇生活
(4)衣服と生活
(5)食生活と健康
(6)住生活と快適空間
(7)商品・サービスの品質と安全性
(8)広告と表示
(9)暮らしと情報
以上から出題され、論文式の第二次試験においては、法律知識系の第一グループと経済知識系の第2グループより2題出題されます。
これらの全てを覚えなければならないので相当大変です。
同様の資格として、国民生活センター主催の「消費生活専門相談員」資格があり、こちらは消費生活アドバイザーにくらべ、法律や行政に関するより深い知識が求められますが、出題範囲が狭いためかえって勉強しやすいとも考えられます。
合格率はどれくらい?
約22%
独学でも取れる?
独学だとちょっと難しい
資格取得までに必要な勉強時間の目安は?
まったくの知識ゼロの人
50〜60時間程度
すでに多少の知識はある人
20〜30時間程度
消費生活アドバイザーの勉強法のコツは?
食生活や住生活などの知識が必要とされるため、主婦の知識が役立つと言われていますが、法律や経済に関する知識も必要とされるので、主婦であれば合格しやすいとは一概に言えません。
逆にいうと、消費者関連の法律や、マーケティングなどの消費者関連の経済知識のある人でも、食生活や住居生活の知識がなければ合格するのは難しいです。
両方の知識を体系的に身に着けることが必要です。
できれば予備校や受験対策講座などに通って体系的に知識を身に着けたうえ、過去問を繰り返し解くことによって理解を深めたいところです。
経済的や場所的な理由により、講座に通う余裕のない方は通信講座でもよいと思いますが、何としても合格したいという強い意志を持って勉強に取り組む姿勢が必要です。
まったく知識のない方が一から始めるには独学では少し難しいと思いますが、法律や経済の知識のある人、または食生活などの知識を専門的に勉強していた人の場合は、自分の弱い分野の勉強をすることにより合格可能かもしれません。
オススメの参考書は?
徹底解説 消費生活アドバイザー試験過去問題集(産業能率大学)
実際に出題された過去問が網羅されており、回答だけではなくその根拠となる情報や資料が豊富でわかりやすいです。
過去の合格者の合格体験記も載っており参考になります。
消費生活アドバイザーの基本情報
試験の受験料 | 通常試験:12,960円
第1次試験免除:9,720円 |
---|---|
試験日 | 1次試験:9月
2次試験:11月 |
試験会場 | 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇 |
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