漢字能力検定3級、通称漢検3級は取得が比較的簡単なので履歴書に書くために取得する人が多いです。

そんな漢検3級の難易度についてまとめました。

合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、漢検3級の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。

漢検の特徴

漢字能力検定とは、漢字の読み書き等の能力を試験し、日本語文化の中でも中核をなす「漢字」に関する理解力を検定するものです。

１級から１０級までの試験が存在し、小さなお子様から司法試験合格者レベルまで、あらゆる学力の層に対応しています。3級は中学校卒業程度となります。

漢検3級はどう役立つ？

日本語の読み書きはあらゆる勉学の基礎、基本であり、漢字に習熟していることで、あらゆる科目の理解が進みます。

また、数学や物理学等々の知識よりも日常的に用いる機会が多い分野ですので、内申書や履歴書にも書きやすく、基礎的な読み間違いを防いだり、書き損じをしなくなるなど仕事にも役立ちやすい内容と言えます。

3級は全体からすればレベルの高いランクですので、この水準を維持していけば、新聞などはもちろん、かなり専門的な書物も読みこなせるようになります。

漢字能力検定3級、いわゆる漢検3級は、中学校卒業レベルの漢字を扱った試験になっています。

つまり、義務教育修了段階の知識を持っているという「お墨付き」が得られるというわけです。

そのため、高校や大学などの受験で「力の証明」になります。

義務教育をクリアしていても本当にその実力があるかどうかは不確かな状況もある中で、第三者に実力を証明して貰えるのは確実なプラスになるでしょう。

求職履歴書に書くには2級以上との声もあるようですが、3級の実力があれば少なくとも日常の読み書きでつっかえてしまうことは少ないと見られることから、記入することで損はないと思われます。

難易度はそれほど高くありません。

少なくとも普通科高校に通い、定期テストで一定以上の点を取っているなら、油断しなければ合格すると思います。

ただ、試験内容は「国語」ではなくあくまで「漢字」ですので、文脈解釈や選択肢などで、センスを活かして得点していた方は、暗記力が必要な漢字の読み書きに苦戦するかも知れません。

また、学習範囲を先取りすることにもなるため、中学生以下の方にも決して簡単な試験ではないと言えるでしょう。

また逆に成人して勉強から離れていた方にとっても、普段あまりやらない「書き問題」が多い分手こずる内容と言えるかも知れません。

合格を目指すなら現役の学生時代、それも高校生時代が一番合格の可能性が高いと言えるのではないかと思います。

合格率はどれくらい？

大体４０〜５０％の間といったところのようです。

独学でも取れる？

余裕で取れる

資格取得までに必要な勉強時間の目安は？

まったくの知識ゼロの人

まったく知識がない、まだ勉強範囲ではない小中学生の場合、数ヶ月、数百時間は見なければならないかも知れません。

合格率は低くありませんが、相応の知識の蓄積がないと、難しい漢字の読解にはたどり着きにくいです。

すでに多少の知識はある人

義務教育を済ませている方を前提にすると、およそ40時間強、毎日2時間試験勉強にあてて3週間程度という感じになるのではと思います。

受験される方がまだ小学生、中学一年生などで、漢検３級の範囲にまでまったくたどり着いていないといった場合には、焦りは禁物です。

中にはとても若いのに漢検を完全制覇したりする方もおられますが、そういったケースはあくまで例外的で、徐々に時間をかけて覚えていくのが良いでしょう。

とは言え、明確な目標がある分成果は得られやすく、試験を目指していけば、学校の授業よりもずっと早く理解度を深めていくことができるかも知れません。

一方、現在習っている最中だ、かつて学校に通っていたという方であれば、それほどの時間はかからないでしょう。

かつて習ったことを思い出せば十分クリアできる内容ですし、漢字は普段からとても見る機会が多い文字でもありますので、思い出す手間も比較的かかりません。

ただ、パソコンやスマホが全盛の現在ですから、書く力、漢字を正確に理解する能力が落ちていることも考えられるので、そういった部分のフォローは重点的にやる必要があります。

オススメの参考書は？

「7日間完成!漢検3級書き込み式直前対策ドリル改訂版」、ノートに書き込んで集中的に覚えるといった形式ですので、暗記力がカギとなる試験には極めて向いた参考書と言えます。

特に抜けが多くなりがちな書き問題を勉強できる点は非常に嬉しいですね。

合格の仕方に最適化されたテキストですので、より上を目指す際にも役立ってくれるでしょう。

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