理学療法士試験の難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!

理学療法士試験の難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!

理学療法士試験の難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!

理学療法士になるためには理学療法士試験に合格して国家資格を得なければなりません。

 

今回は理学療法士の試験の難易度についてまとめました。

 

合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、理学療法士の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。

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理学療法士ってどんな資格?

理学療法士の特徴

理学療法士は、骨折、脳卒中、高齢などによって運動機能が低下した人を対象に基本動作(起居動作、歩行、入浴動作、排泄動作)の維持・向上を目的に治療を行う職業です。

 

また、住宅改修や福祉用具等の導入による環境調整や、補装具の調整なども行います。

 

理学療法士はどう役立つ?

国家資格のため、資格があれば病院、クリニック、老人施設等様々な場所で活躍が出来ます。

 

特に女性は、結婚・出産後でも再就職がしやすいです。

 

 

また、近年高齢者化に伴い地域での理学療法の重要性も高まってきており、訪問看護ステーションの求人数は多くなっています。

 

さらに、身体動作のスペシャリストになるので、自身の健康管理(腰痛・肩こり)を把握出来たり、自身や家族が高齢になった際、住宅改修等の知識も得られるというメリットがあります。

理学療法士の難易度は?

理学療法士試験の難易度は、おおよそ毎年合格率80%程度です。

 

非常に高い合格率ですが、だからと言って、決して勉強しなくても受かるという事ではありません。

 

それは、養成校3〜4年(専門か大学によって差異あり)に通い、専門的な授業や実習をこなしたある程度知識の学生達が受験する試験だからです。

 

 

まずは課題や実習をクリアして初めて受験する事が出来ます。

 

試験科目も解剖学、生理学等の身体の基礎に関係する分野から、リハビリテーションの概論、治療学と多岐に渡って学んで行く必要があります。

 

 

また、理学療法試験は4択のマークシートであり、やや引っかけ問題も含まれているため試験対策が必ず必要になります。

 

基本的に実習と理学療法試験の勉強は同時並行で行って行かなければならないため、時間が足りず多くの学生を苦しめています。

 

合格率はどれくらい?

やや低め合格率の年もありましたが、概ね80%前後で推移しています。

 

独学でも取れる?

独学だとかなり難しい

 

資格取得までに必要な勉強時間の目安は?

まったくの知識ゼロの人

10000〜15000時間(実習、授業時間含め)

 

すでに多少の知識はある人

10000時間(実習、授業時間含め)

理学療法士の勉強法のコツは?

理学療法士の勉強を始めるとまず難解な医学用語に直面することになります。

 

初めての人からすると医学用語というのは、漢字が難しかったり、初めて聞くような言葉ばかりだと思います。

 

まずは、医学用語を覚える所から始めるのがおすすめです。

 

 

逆に言えば、医学用語を知らずして先には進めません。

 

理学療法士ですと主に、骨、筋肉、靭帯、関節、内臓、神経の名称を覚え、さらにそれらはどこに位置しているのかを覚えなければ治療学には進めません。

 

 

そして、一人で学んでいてもなかなか覚えられないので、周囲の友人と医学用語を積極的に使用して覚えていくと、意外と早く覚えられます。

 

私は、友人とともに自身の身体と解剖学の教科書を見比べながら覚えました。

 

 

多少医学用語を知っているという方は、インプットだけでなくアウトプットをどんどん行ってください。

 

理学療法士の職業は、人に説明をする事が多くなります。

 

全く知らない人に分かってもらうためには、自身が1から100まで理解していないと出来る事ではありません。

 

相手に説明していると、自身の分からない部分が沢山出てくると思うので、分からない部分を調べることで、さらに知識を付けていけると思います。

 

オススメの参考書は?

  • クエスチョン・バンク理学療法士・作業療法士 共通問題
  • クエスチョン・バンク理学療法士 専門問題
  • 国家試験問題解説のシリーズ国試の達人PT・OTシリーズ

 

 

この3冊を主に使用していました。

 

クエスチョンバンクは、説明が丁寧でイラストも多いため分かりやすいです。

 

しかし、問題数がとても少なくこれだけでは、全く足りません。

 

 

一方で、国試の達人は問題数が多いのですが、説明がかなり少ないです。

 

なので3冊を併用しながら勉強を行って行くと良いと思います。

理学療法士の基本情報

試験の受験料 10,100円
試験日 年1回(2月)
試験会場 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県

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