精神保健福祉士は精神障碍者の保健や福祉に関する知識を問う資格で、これを所持することで精神病院や社会福祉施設で働けます。

今回はそんな精神保健福祉士の難易度についてまとめました。

合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、精神保健福祉士の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。

精神保健福祉士の特徴

精神保健福祉士とは、精神障害者に対する相談援助などの社会福祉業務に携わる人の国家資格です。

職場については、精神保健センターや保健所、精神障害者福祉施設など必置資格のあるところであったり、精神科病棟や市役所などがあります。

近年メンタルヘルスについて関心がもたれるようになり、企業でのストレスチェックや休職している方の職場復帰支援なども手掛けるようになり、活躍の場が増えつつある資格となっています。

精神保健福祉士はどう役立つ？

精神保健福祉士の資格を取ると、役所の福祉課での就職が有利になることもあります。

また、ストレスチェックのテストを行うことも可能となり、福祉関係以外への就職の視野も広がります。

仕事以外にも、資格取得のために精神保健の制度や心理学についての勉強をすることとなりますので、自身の実生活でも役に立つことが増えていきます。

身の回りに福祉が必要な方がいる場合には様々な制度を利用することも検討できます。

自身の考えていることの根源なども考察することができるようになります。

このように仕事以外に自分のための勉強ができることもこの資格を取得して役に立ったことと言えるでしょう。

精神保健福祉士の取得の難易度は、あまり簡単なものではないでしょう。

まず、受験のために福祉系大学での指定科目を履修するか、専門学校または短大で指定科目を履修し、在学の年数に合わせた相談援助の実務が必要になります。

また、前述の双方ともに実習が必要であり福祉施設と精神科病院に行かなければなりません。

斡旋してくれる学校もあれば、自分で先方へ連絡をして実習の受け入れをしてくれるか交渉しなければならない学校もあります。

これについては入学前に調べておくべきですね。

このように大学等の卒業が必要なため、受験までに時間がかかり、実務なしで取れる資格や就学なしで取れる資格と比較すると難しいのではないでしょうか。

合格率はどれくらい？

約６割といわれています。

独学でも取れる？

独学では無理

資格取得までに必要な勉強時間の目安は？

まったくの知識ゼロの人

試験6か月前から勉強を始めたとして、毎日約３時間の勉強時間が必要だと思います。

すでに多少の知識はある人

試験３か月前から勉強を始めて毎日約３時間の勉強時間が必要だと思います。

大学や専門学校での履修が必要な資格ですので全くの初心者という方はいないと思います。

よって、多少の知識のある方に限定して勉強方法を書いていこうと思います。

まずは過去問を解いて、自分が何点取れるのかを知る必要があります。

過去三年分は解くと良いでしょう。

それから過去問を一問一問、解説を見ながら解いてゆきます。

その際には答えをおぼえるのではなく、解説を覚えるようすると得点アップに繋がります。

これを何度も何度も繰り返していくと合格点のボーダーぐらいの点数は取れるようになってきます。

そこから点数をあげていくのはなかなか難しいですので、各所で行っている精神保健福祉士受験対策講座に参加するといいと思います。

不合格はないと言える点数まで得点アップが見込めます。

受験対策講座の選び方については、先生の名前が必ず書いていますのでネットで検索して、実績などを見ると安心して受けることできます。

そこで学んだことを復習して、模試を受けて、自分が今何点取れるのか、得意科目・苦手科目は何なのかなど自己分析して取れる問題を増やしていけば、自信をもって受験に挑めるかと思います。

オススメの参考書は？

中央法規の見て覚える精神保健福祉士国試ナビがお勧めです。

過去問が３年分とその解説が細かく記載されています。

その解説も長すぎず短すぎずと見やすくまとめられていて、勉強の集中もできます。

また、今年の出るところなども記載されていてどこを勉強すればいいのかわかるのも魅力です。

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