英検1級の難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!
英検1級は英検の最高峰の資格で、取れれば英語の達人と言えるレベルです。
英語の先生になるならぜひとも取りたい資格ですね。
今回はそんな英検1級の難易度についてまとめました。
合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、英検1級の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。
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英検1級ってどんな資格?
英検1級の特徴
実用英語検定1級とはいわゆる英検の1級の正式名称です。
英検は3級で中学校卒業レベル、2級で高等学校卒業レベルとなります。
準1級となると現役大学生でも難しいレベルになり、その上にある1級は英語を母国語としている方であっても容易に取ることが出来ないと言われています。
実用英語検定1級を持っていれば英語のスペシャリストとして認められることとなります。
英検1級の試験の内容は比較的シンプルで筆記とリスニングからなる一次試験と、面接形式のスピーキングテストを行う二次試験に分かれています。
筆記の内容は一般的な英語の試験でも出題されないようなイディオムや単語が登場することもあり、高い語彙力の証明になります。
英検1級は実用性も非常に重視しているので二次試験のスピーキングテストの重要性が高くなっています。
面接委員とは全て英語でコミュニケーションを取り、社会性の高い題材についてスピーチや自由会話を行います。
英検1級はどう役立つ?
実用英語検定1級は英語を使いこなせることの証明とも言える資格です。
そのため、この資格を持っていればグローバルな活動を続ける企業はもちろん、海外との取引が少しでもある企業において大きなアピールポイントになります。
海外で活躍をしたいという方にも大きな価値がある資格です。
英語の先生になりたい方にもうってつけと言えます。
英検1級の難易度は?
英検1級は実用英語検定の最上級に位置する試験なのでやはりレベルは高いです。
筆記試験だけでも難関大学に匹敵するほどはあります。
特に語彙のレベルが非常に高く、英検1級に出題される語彙問題はネイティブも知らない単語が出てくる、と言われています。
そのため、ネイティブですら落ちることもあるそうです。(デーブ・スペクターは2回目で受かったらしい)
英検1級に受かるレベルの語彙力は英字新聞を読んだときにわからない単語がほぼ出てこないレベル、くらいですかね。
それに加えて面接のある二次試験が大きな関門として立ちふさがります。
二次試験では全て英語にてやり取りを行わなければならない上にメモを取ることが出来ません。
内容も社会性の高いもの(遺伝子組み換え食品、治安改善など)が多く、一般的な教養も求められます。
二次試験はスピーキングテストであるため、発音の精度も重要となります。
完璧な英語の発音を行うことも大切ですが、身振り手振りを使った表現力も大きな鍵を握っているのが特徴です。
TOEICと比べてどうか?
英検1級はTOEICで言うと何点レベルなのでしょうか?
試験のタイプが違うので一概には言えませんが、一般にはTOEIC900点と同じくらい、というようによく比較されます。
しかし実態はTOEIC900点より英検1級の方がはるかに高い語彙力を要求されるため、最近はTOEIC満点と英検1級が同じレベル、といってもいいくらいではないかという意見が多いです。
実際TOEIC満点の人でさえ英検1級を受けたら不合格だった、という人たちも割と多いようです。
ということは英検1級の難易度>TOEIC満点の難易度、ということになりますね。
ただ傾向として、TOIECの方が問題は易しいのですが、TOEICは問題数が多くて集中力(頭の持久力)が必要となるため、集中力がない人は英検の方が向いてるかもしれません。
合格率はどれくらい?
実用英語検定1級の合格率は10%から12%ほどとされています
独学でも取れる?
独学だとかなり難しい
資格取得までに必要な勉強時間の目安は?
まったくの知識ゼロの人
全く英語の知識がないという方が勉強して取るとなると莫大な時間が必要となります。
最低でも500時間以上は必要になるかと思います。
すでに多少の知識はある人
高校卒業程度の英語の知識がある方の場合も相当な時間がかかります。
最低でも200時間以上は見ておいた方が良いでしょう。
英検1級の勉強法のコツは?
英検1級を取る際にはまず英語をマスターしておくことが前提となります。
一般的な英文法はもちろん、単語に関しても相当な範囲を知っておく必要があります。
大学で英語を専攻していたというレベルでなければかなりの時間を勉強に費やす必要があります。
しかし、これはあくまで前提であり、英検1級合格にはここからの努力が必要となります。
英検1級の試験内容にはリスニングとスピーキングの両方が含まれています。
そのため、教材の上で読み書きしているだけでは合格への道がまだ遠いということになります。
リスニング用のCDを購入したり、ネイティブに近い方の発音を真似たりといった努力が必要となります。
さらには社会的な教養を身につけるために英字新聞などを読んでおくことが重要です。
英語を話せるだけでなく、時事問題などにも対応することが合格には欠かせない要素となっています。
加えて表現力も鍛えておくと試験の本番で相手に意思を伝えやすくなるのでおススメです。
オススメの参考書は?
アップグレードという参考書がおすすめです。
この参考書には様々な表現が載っていて、赤いシートで隠すことによりすぐに問題にチャレンジできます。
似たタイプの教材もあるので自分に合ったものを選択することが重要となります。
実用英語検定1級の基本情報
試験の受験料 | 8,400円(税込) |
---|---|
試験日 | 年3回(6月・10月・1月) |
試験会場 | 全国約230都市・400会場 |
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