診療報酬請求事務能力認定試験の難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!
診療報酬請求事務能力認定試験は医療事務に関するスキルを問う試験です。
そんな診療報酬請求事務能力認定試験の難易度についてまとめました。
合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、診療報酬請求事務能力認定試験の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。
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診療報酬請求事務能力認定試験ってどんな資格?
診療報酬請求事務能力認定試験の特徴
医療保険事務担当者やレセプト業務に携わる人の技能を審査する検定試験であり、実技試験では現場を想定した外来、入院のレセプトを出題し実務能力がどれだけあるか判定される試験です。
試験は年2回で、医科と歯科に分かれています。
厚生労働省後援のため、医療事務の資格としては知名度が高いです。
診療報酬請求事務能力認定試験はどう役立つ?
まず経験者は転職に有利です。
これを持っているとレセプト業務についた時、ある程度知識を持っているので少し勉強すればすぐに役に立ちます。
尚、病院、クリニックによっては資格手当が貰えます。
未経験者でもある程度は知識が身についているので、レセプト業務時に困ることはありません。
また、就職にも有利なので持っているだけでもいいです。
診療報酬請求事務能力認定試験の難易度は?
医療事務の中で一番難しいといわれる資格なので、ある程度勉強していないと難しい試験です。
実際の現場で働いている人も取ることが出来る人は少ないです。
知識がない人も取れない訳ではありませんが、勉強時間の確保が必要になります。
またこの資格には免除制度はなく学科、実技合わせて3時間で解かなくてはいけませんので時間配分も必要になります。
しかし、実技に関しては知識があれば引っ掛け問題はないので、算定できるものと出来ないものが分かれば外来、入院合わせて約2時間で出来ますので残りの1時間で学科に取り組めば十分解けます。
合格率はどれくらい?
30%前後
独学でも取れる?
独学だとちょっと難しい
資格取得までに必要な勉強時間の目安は?
まったくの知識ゼロの人
50〜60時間程度
すでに多少の知識はある人
20〜30時間程度
診療報酬請求事務能力認定試験の勉強法のコツは?
学科と実技合わせて3時間でやり切らないといけないので、時間短縮といかに点数表を使いこなすかが重要です。
学科は問20まであり問1〜問4までは法律問題で時間がかかるので先に問5から始めていくのがおススメです。
5択になっていますが一つずつ調べていくと時間がかかりますので自信があるのは消去法で選択肢を消していきましょう。
あと、学科は引っ掛け問題がよく出題されるので自信がないと思ったら、すぐ点数表で調べましょう。
実技は外来、入院各1枚ずつのレセプトです。共通して言えるのが、まず届出にはマーカーで線を引きましょう。
あとで確認する時に楽です。
あとはよく、取り忘れるものは付箋を作り貼るのがおススメです。
特に外迅検、B-Vは書き忘れが多く減点されますので気を付けましょう。
外来は病床数をチェックし、来院時間、病名をチェック。
この3つで算定できる点数が変わってきます。
特に200病以上だと外来診療料になり再診と外来管理加算は算定できないので注意です。
休日又は時間外に検査や画像をやっていたら算定出来る点数もあるので過去問を解きながらコツを掴んでいきましょう。
入院も外来と殆ど変わりはありませんが書き方が違うものもあるので、気をつけないければいけません。
特に投薬、点滴、検査、手術時に使用した処置材料は気を付けて書かないと減点されます。
あとは食事の欄からやると後から書き忘れたって事がないので先にやるのがおススメです。
オススメの参考書は?
医療事務[診療報酬請求事務能力認定試験(医科)]合格テキスト&問題集、診療点数早見表(医学通信社)簡易点数早見表がついていますので、大変便利です。
また、テキストはもちろん問題も載っているので間違えた箇所を復習するときに解説が分かりやすく書いてあるので初心者にもおススメの一冊です。
医学通信社の点数早見表はカラーで印字してあり大変見やすいので、実際の現場でも使われていますので買うならこの点数表がおススメです。
診療報酬請求事務能力認定試験の基本情報
試験の受験料 | 7,500円 |
---|---|
試験日 | 年2回 7・12月 |
試験会場 | 北札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、東京都、横浜市、新潟市、金沢市、静岡市、名古屋市、大阪府、岡山市、広島市、高松市、福岡市、熊本市、那覇市 |
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