診療情報管理士の難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!
診療情報管理士は病院の診療データの管理などの仕事をする上で必要な資格です。
元々は診療録管理士という名称でしたが1996年に改名されました。
今回はそんな診療情報管理士の難易度についてまとめました。
合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、診療情報管理士の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。
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診療情報管理士ってどんな資格?
診療情報管理士の特徴
日本病院会の指定する学校や通信教育を受講し、受験資格を得て、診療情報管理技能認定試験に合格する必要があります。業務内容は主にカルテなどのデータ管理、病名のコーディング、データ調査、分析などです。その他には、がん登録やDPC業務に携わることもあります。
診療情報管理士はどう役立つ?
私は、医療事務として勤務しているうちに、診療情報管理士という高度で専門的な病院事務職があることを知りました。
この資格は医療事務の経験を活かすことができるため、資格の取得に挑戦しました。
たとえば、病院の経営に関わるデータを作成することもあるため、よりいっそう広い視野で病院のことを知ることができます。
診療情報管理学会も毎年開催されており、研究発表する場や他の病院の方々と意見交換をすることもできます。
診療情報管理士の難易度は?
同じ民間資格ではありますが、医療事務に比べると難易度は高いと思われます。
なぜなら、専門性が問われるため、専門的な勉強の必要があるからです。
専門用語もたくさん出てきます。
指定の学校などでは、授業でわかりやすく教えてもらうことができ、さらにその都度質問もできますが、通信教育の受講だと2年間という期間に加え、スクーリングに何度か出向く必要もあり、働きながらだと忍耐力も必要になってきます。
そういう意味では、難易度は高く感じますが、テキストに沿って学習し、定期的にレポートを提出しながら進めていけば、難易度はそう高くないと思われます。
合格率はどれくらい?
概ね70%と言われています。
独学でも取れる?
普通に勉強すれば取れる
資格取得までに必要な勉強時間の目安は?
まったくの知識ゼロの人
知識ゼロの人の場合だと、専門用語など多数なので、毎日1時間ずつでも、コツコツと勉強していった方が身に付きやすいと思います。
すでに多少の知識はある人
多少の知識がある人の場合だと、勉強は進めやすいですが、毎日でなくても週に3時間はテキストを読み込むことが必要だと思います。
診療情報管理士の勉強法のコツは?
私の場合は、長年、医療機関で医療事務として勤務していたので、基本的な医学用語などは理解できていました。
毎日は勉強していなくても、定期的にレポートを提出する機会があるので、その一カ月前くらいからテキストを読み込んでいました。
練習問題などを繰り返し解き、間違った箇所を重点的に復習していました。
試験対策は、本番の3カ月前から平日2時間、土日8時間の短期集中で勉強を開始しました。
通信教育で配布されるレポート問題集が膨大な量なので、とにかく全問正解できるように毎日繰り返し勉強しました。
全くの初心者の人は、とにかく出てくる医学用語、専門用語を理解することから始めた方が良いと思います。
医学の歴史問題や、統計問題、病名のコーディングなど、問題の範囲も広いので、毎日地道に継続する忍耐力が求められます。
試験は選択問題ですが、ひっかけ問題のようなものもあるので確実な知識の習得が必要です。
しかし、習得した知識は、病院で勤務する人にとっては、必ず役に立ちます。
オススメの参考書は?
基本的に、指定の学校で使用するテキスト及び通信教育で使用するテキストがあれば、その他特に買い足す必要はないと思います。
私は以下のテキストを使っていました。
- 診療情報管理T 基礎
- 医学編診療情報管理U 基礎
- 医学用語編診療情報管理V 専門
- 診療情報管理編診療情報管理W 専門
- 国際疾病分類編
診療情報管理士の基本情報
試験の受験料 | 10,000円 |
---|---|
試験日 | 年1回(2月) |
試験会場 | (北海道、宮城、栃木、東京、神奈川、新潟、長野、愛知、三重、大阪、岡山、広島、高知、福岡、熊本、鹿児島、沖縄 |
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