調剤報酬請求事務という資格は薬局で働くときに役立ちます。

今回そんな調剤報酬請求事務技能認定試験の難易度についてまとめました。

合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。

調剤報酬請求事務技能認定試験の特徴

調剤報酬請求事務業務に携わる者としての能力の向上と、社会的地位の向上等に役立てることを目的とし、必要な知識と技能のレベルが評価、認定されます。

一般財団法人日本医療教育財団によるもので、財団が定めた教育訓練ガイドラインにそった学習を、承認を受けた教育機関で習得し、修了試験に合格した方に対して技能を認定するものです。

調剤報酬請求事務技能認定試験はどう役立つ？

主に処方箋を扱う調剤薬局で、薬剤事務として働く際に役立ちます。

この資格を持っていなくても仕事にに就くことはできますし、試験を受けなくても独学で理解することは可能です。

が、一通り学習しておくと、調剤報酬請求の仕組みやレセプトの作成時に理解しやすく、効率よく業務をこなすことができますし、試験に合格していることを履歴書に記入できるので、就活に際のアピールにつながるかと思います。

似たような資格に、技能認定振興協会による調剤事務管理士の資格があります。

調剤事務管理士は受験資格が特に定められていないので独学でも試験に挑戦できるのに対し、調剤報酬請求事務技能認定の方は、指定されたカリキュラムを修了し、修了試験に合格して初めて受験資格が得られるので、講座の受講が必要となります。

講座を受講することで、内容の理解は深まりますが、資格の難易度としてはどちらもあまり変わりなく、基本的な部分をしっかり押さえていれば、ほとんどの方が合格できると思います。

また、難易度の高い資格として、調剤報酬請求事務専門士という資格があり、1級、2級、3級と難易度が設けられていて、1級は合格率15〜20%と、かなり難しいです。

合格率はどれくらい？

約70%

独学でも取れる？

無理

資格取得までに必要な勉強時間の目安は？

まったくの知識ゼロの人

40時間程度

すでに多少の知識はある人

40時間程度

調剤報酬請求事務技能認定の場合、受講が絶対なので、分からない事があれば直接講師の方に聞くことが理解を深める一番の近道だと思います。

初心者の方が始める場合は、まず調剤報酬請求の仕組みや流れを理解することが大切なので、テキストをしっかり読み込むことから始めるといいです。

テキストに重要なことはすべて書き込んで、そのページをみれば注意すべきことがすぐ分かるようになっていると、レセプト点検の学習の時にも便利です。

また、レセプトの作成や点検は、レセプト自体見たことない初心者にとって最も苦手な部分になると思うので、練習問題をコピーしておいて、何度も繰り返し解いていくと、つまづきやすいところや出題されやすいところが何となく分かってくると思います。

多少の知識のある方は、知識の再確認を兼ねて学習に取り組んでいけばいいと思います。

間違えて覚えていたところがあれば見つけられてラッキー！です。

練習問題を解く際は、試験をイメージして時間を計りながら解くと、自分の能力や時間配分も分かってくるので、安心して試験に臨めると思います。

オススメの参考書は？

【平成28年4月改定準拠】調剤報酬請求事務[Ver.6]-基礎知識とレセプト作成

専門用語一つ一つの語句の説明があるのでわかりやすいです。

また、練習問題もたくさんついているので、基礎を学びながら練習問題で内容がきちんと理解出来ているか確かめることが出来ます。

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