調理師免許の難易度は? 必要な勉強時間の目安と勉強法のコツ!
調理師免許は飲食店で働くなら必ず取りたい資格です。
今回はそんな調理師免許の難易度についてまとめました。
合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、調理師免許の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。
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調理師免許ってどんな資格?
調理師免許の特徴
調理師とは国民の食生活の向上を目的に作られた他の国には無い日本独自の国家資格で、都道府県知事が行う調理師試験に合格し、各都道府県の調理師名簿に登録された人を調理師と呼びます。
過去問で勉強するまでは気づかなかったのですが、各都道府県で問題が違うそうで、場所によっては難易度が少し優しいこともあるそうです。
また調理師の資格を取得すると、飲食業を営む時に必要な食品衛生責任者の講習を受けること無く、お店を営むことが出来ます。
調理師免許はどう役立つ?
調理師の資格は調理の勉強だけではなく、衛生管理や栄養についても詳しくなるので、調理師として働いていなくても日常生活で役立ちます。
例えば、食中毒や食事の栄養バランスについてです。
食中毒は家庭での発生率が一番多く、サルモネラ菌や腸炎ビブリオ、カンピロバクターなど、さまざまな菌によって発生します。
それぞれ感染経路、対策、症状が違うので知識を身につけておくと日々の食事でも食中毒を起こさないように気をつけることができます。
栄養バランスでは肉、魚、野菜の種類や調理の仕方によって得られる栄養について学ぶことができるので食べる人の健康を配慮した料理が作れるようになります。
もちろん、働きたいと思っている人にも役立つ資格です。
就職難の世の中ですが調理師の求人募集はとても多く、需要があり、賃金面でも有利になる場合が多いです。
調理師免許の難易度は?
調理の仕方や衛生管理、栄養についてなど、覚えることがたくさんあるので初めて挑戦する人にとっては難しく感じるかもしれません。
特に衛生管理の勉強範囲にある菌は種類が多く、それぞれ感染経路や発生する温度、殺菌方法などがあるので覚えるのが大変です。
あと料理の経験がない人は切り方と焼きや煮るなどの調理工程について覚えることが大変だと思います。
知識が無くても普段から料理している方は体で動作を覚えていて、説明されたときによりすんなりと理解することが出来ると思います。
基本的には暗記することが多いのですが、試験は調理、衛生管理などのいくつかの分野に分かれていて、すべて選択肢から選ぶ問題なので大まかに覚えておけば答えられる問題も多いです。
合格率はどれくらい?
平成 25年全国平均 60.5%
独学でも取れる?
普通に勉強すれば取れる
資格取得までに必要な勉強時間の目安は?
まったくの知識ゼロの人
友人は知識ゼロから始めて、試験までの2カ月間、毎日 1時間勉強していました。
その結果はほぼ満点だったので 60時間もあれば余裕だと思います。
すでに多少の知識はある人
僕はアルバイトなどで調理経験があり、食材の切り方などは勉強する必要がなかったので約20時間の勉強で8割以上の点数が取れていました。
調理師免許の勉強法のコツは?
初心者の方はまず市町村で行われている調理師試験のセミナーを受けることをお勧めします。
試験の1か月ほど前に調理師や栄養士の先生を招いて行われるセミナーが各市町村で開催され、受講料を払えばだれでも参加することができます。
実際に調理師や栄養士の学校で教えている先生が来ることが多いので疑問に思ったことをすぐ聞くことができ、効率の良い勉強の仕方や調理師試験の傾向などを詳しく知っている方が多いので参考になると思います。
予備知識のある人も過信せずにセミナーに参加することをおすすめします。
問題集だけではわからない調理師界で起きていることや新しく問題に追加されるであろう時事ネタなどの話をすることも多いので役に立つと思います。
そして、改めて参考書などで切り方や調理方法、衛生管理などの基礎をしっかりと固め、過去問を繰り返し解くことが大事だと思います。
あと、どちらの人も友人と問題を出し合いながら勉強することがお勧めです。
書くだけではなく言葉にすることでより覚えやすくなり、実際に私もそういう勉強の仕方で合格することができました。
オススメの参考書は?
おすすめの参考書は「一回で受かる!調理師試験過去問題集 成美堂出版」です。
いろいろな過去問題集を勉強したのですが、問題集によって試験の問題に偏りがあり勉強に困りました。
そして調理師試験が終わり、試験問題といくつか買った問題集を見返したとき、一番実際の調理師試験と同じようなバランスで問題が出題されていたのが上記の問題集でした。
さすが一回で受かるとうたっているだけあるなと思いました。
調理師免許の基本情報
試験の受験料 | 6,300円 |
---|---|
試験日 | 1回(10月) |
試験会場 | 青森県、埼玉県、東京都、富山県、石川県、岐阜県、鳥取県、岡山県、高知県、福岡県、大分県 |
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