財務諸表論は税理士試験の科目の1つで、日商簿記と共通する部分もあるため、簿記を取った後に取る人も多いと思います。

今回はそんな財務諸表論の難易度についてまとめました。

合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、財務諸表論の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。

財務諸表論の特徴

財務諸表論は、一般的な商業簿記の財務諸表の作成と会計学に関する理論からなります。

税理士試験の会計の科目の一つとしての資格です。

一般的に税理士試験は、8月の第2週の火曜日から受験数の多い科目から始まります。

財務諸表論として十分資格として履歴書にかけます。

財務諸表論はどう役立つ？

税理士に合格するためには5科目必要ですが、財務諸表論はその中でも会計科目として必須の科目で必要です。

もちろん単独科目の資格として履歴書に書くことが出来、また、税理士事務所や会計事務所などに入所を希望する者にとって必須となっている事務所も多いです。

また、大学院などに進学を希望する物にとって試験を優遇しているところも多いです。

財務諸表論は日商簿記の上の資格になります。

商業簿記の財務諸表の作成のほかに理論も試験の一つになっています。

財務諸表論は、簿記論と同等の難易度があり、共通する範囲が多いので一緒に勉強する人も多いです。

全経上級や日商簿記1級の延長でどちらかというと難易度からしても財務諸表論が上で、しかも計算よりも理論に関する範囲がこれら日商簿記1級や全経上級に比べて多く、試験範囲の約半分が理論になっています。

また、理論も丸暗記というわけにはいかず、ある程度基本となる部分を覚えそれを軸にして試験委員が問うことが多く、丸暗記があまり通用しません。

合格率はどれくらい？

60点以上もしくは、上位10パーセント前後

独学でも取れる？

独学だとちょっと難しい

資格取得までに必要な勉強時間の目安は？

まったくの知識ゼロの人

450時間

すでに多少の知識はある人

400時間

私の場合、試験範囲に理論がありしかも理論の範囲が、試験委員によって把握しづらいことから、その辺の情報も効率よく勉強していくためにも必要なので、受験の専門学校にいきました。

計算が、財務諸表の作成とパターン化しているところから、ある程度簿記の知識が身についていたとしても最低でも日商簿記の2級程度の知識は必要です。

ですが、簿記の知識が身についてるからとどんどん過去の問題や似たような問題を解きまくって済ます人もいます。

また理論も専門学校が出している理論集や問題集を解いたり暗記したりしてから問題を解いて済ますという人も多いです。

でもそういったやり方ではあたりはずれが多く、重箱をつつくような細かい所を着いてくる問題も多いので、試験委員の情報も無く把握しようとしたら絶対に時間が足りなくなります。

なので、私の場合、費用をなるだけ使わず合格という事よりは、多少金額は張っても早く合格した方が安くつくのでより確率の高い方法をとることにしました。

授業に出る、もしくは最低でも通信にして模擬試験のときなどは教室で受験することをおすすめします。

オススメの参考書は？

私の場合、お勧めは、TAC出版が出しているみんなが欲しかった! シリーズという教材を使います。

でもあくまでも補助的な使い方です。

大原出版からも似たような教材が出てますがこちらもあくまで参考として使うのに有効です。

計算問題は、各種出版から出している過去問題集を解きまくるのが有効です。

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