品質管理検定のことをQC検定といいますが、これは品質管理に関する知識を問う資格です。

今回はそんなQC検定2級の難易度についてまとめました。

合格率や必要な勉強時間の目安、勉強法のコツやおすすめの参考書など、QC検定2級の資格取得に必要な情報をまとめてるのでぜひ参考にしてください。

QC検定2級の特徴

品質管理検定とは、品質管理に関する知識を問われるもので、筆記試験により評価されます。

一般財団法人・日本規格協会が主催する公的資格です。

そのうち、2級は業務の中で品質管理にかかわっている方の中でも、QC7つ道具などの手法を使って自ら問題解決を図ったり、品質改善活動でリーダー的役割を担ったりしている方が対象となります。

QC検定2級はどう役立つ？

企業側としては、従業員が持つ品質管理に関する知識を客観的に評価でき、企業全体の品質に対する意識向上にも一役買います。

従業員側としては、自身の品質管理に関する知識を高めるだけでなく、得た知識を即実践に応用することができます。

特に2級を取得すれば、自ら品質管理手法を用いて課題解決を図ることのできるレベルになります。

品質管理検定は4級、3級、2級、1級のレベルがあります。

4級は学生など、品質管理にかかわりのない人でも受検できるレベルです。

3級は普段品質管理業務に従事している人であれば、それほど難易度は高くありません。

一方、2級は3級と比較すると複雑な統計的手法を用いるため、難易度は上がります。

数学の統計に抵抗のない人以外はやや苦戦するかもしれません。

ですが、ここまではすべてマークシートの選択式です。

1級は論述問題があるため、一段と難易度が上がります。

日常的に統計的手法を用いて課題解決を図っている、指導者程度のレベルが求められます。

合格率はどれくらい？

品質管理検定2級の合格率は約20％です。

独学でも取れる？

ちょっと頑張れば取れる

資格取得までに必要な勉強時間の目安は？

まったくの知識ゼロの人

200時間程度

すでに多少の知識はある人

100時間程度

まったくの初心者の場合は、4級テキストを読むことから始めることをお勧めします。

4級はテキストを読むだけで合格できるレベルです。

4級が理解できたら3級にチャレンジします。

2級の出題範囲は4級・3級にも及んでいますので、この部分は少なくともクリアしておく必要があります。

ここまでこれたら、2級独自の範囲を勉強します。

特に、品質管理手法を使いこなせるまで繰り返し問題を解くとよいでしょう。

数学の統計が苦手な人は、過去問だけでは理解が追い付かないかもしれません。

その場合は、問題集のほかに統計に関する参考書があると役立ちます。

多少の知識がある人は、過去問を解いて傾向をつかむことが合格への近道だと思います。

ただ、2級の出題範囲では、普段の業務では使用しない手法なども含まれている可能性がありますので、注意が必要です。

合格率も毎回約20%で高いとは言えません。

実践分野・手法分野ともバランスよく正答できるように準備しましょう。

オススメの参考書は？

｢品質管理の演習問題と解説手法編―QC検定試験2級対応｣

品質管理検定2級は実践分野と手法分野をバランスよく正答する必要があります。

実践分野は概念的な内容がメインですが、手法分野は品質管理手法を用いた計算問題が多く出題されますので、計算問題が苦手な方にはお勧めです。

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